「噛み合わせ」 |
何を、如何やっても上手く行かない。
誰しもそういう事を経験したことがあると思う。
我々凡人のレベルでは時が解決してくれる。
「止まぬ雨はない」とか「陽はまた昇る」の類である。
しかし、オリンピック選手のレベルではそんな悠長なことは言ってられない。
その場が勝負時なのである。
平泳ぎの北島選手や体操の内村選手の調子が上がらない。
金メダルの最有力候補であるが故の重圧がそうさせるのだろうか。
俺は金槌、そして逆上がりが苦手。
そんな人間の戯言として聞き流して貰いたい。
テレビ画面を通しての感想であるからいい加減なものであるが、
彼らの目線に陰りを感じる。
自信を失っているのかな?
体に故障がなければ、彼らのレベルであれば、ふとした切っ掛けから復調する。
不安を抱えずに参加している選手等いないと断言出来る。
皆不安と戦いながら挑み続けている。
条件は一緒だ。
要は気の持ちようかな。
訓練に訓練を重ねてきた人達である。
体の各部分がシンクロし、最大限の効率を上げる訓練を日夜続けて今日に至っている。
意識して、意識して訓練する。
やがて一種無意識の状態で体が自然に動く。
そこまで彼らは訓練をしている。
恐らく、力を入れている感覚はないと思う。
いい運動をするには脱力が大切だと、彼等は知っている。
言葉で言うと伸び伸びとした感じ。
北島選手の泳ぎを見ていて、力んでいるな、焦っているなと感じだ。
ストロークが早い。
いつもの伸びやかさに欠けている。
金槌は何故泳げないか?
沈むのが怖くて、もがくのです。
力が全身に伝わりより固くなり、やがて力尽き、アウトとなる。
勿論、そんなチョー低レベルの話ではないが、
実はそんなところだろうと思う。
内村選手は雑念でしょうね。
勝って当たり前と言われれば誰だってプレッシャーですよ。
それも、とんでもない程の。
でも、それは仕方がない。
後は、開き直りと自信かな。
勝って当たり前の力を持っているのは本人のみならず、周りも認めている。
と、いう事はとんでもない実力があるという事。
力を抜いて、ヘラヘラとやればいい。
外野席のおじさんはそう思う。
歯車が上手く噛み合っていないだけの事。
大した事ではない。
貴方たちは既に物凄いことをやっているんです。
勝ち負けは一時のこと。
気にしなくて宜しい。
このブログはロンドンでも見れるんかなぁ~?