「スキャロップ・ブレーシング」on YouTube |
戦前のオールド マーチンギターに採用されていたブレーシングの事です。
スキャロップとはホタテ貝の事ですが、形は扇型で表面は波の様な模様をしています。
その波のような形状が洋服の襟の縁、袖口、裾などに施された飾縁の事でもあります。
要はブレーシングの削り込まれた姿・形がスキャロップ(波型形状)に似ていると云う事でスキャロップ・ブレーシングと呼ばれているんですね。
ざっくりと言えば、ブレーシングを軽くして低音の反応を良くしたいからです。
かと言って、それだけでギターの音が良くなるのかと言えば、答えはNOです。
楽器の音はバランスが何より大切です。
低・中・高の音がバランスよく配分されていなければいい楽器とは言えません。
だから皆苦労している訳です。
材料の吟味から入り、高さ・厚み・組み合わせを試行錯誤を繰り返して、自分のパターンを作り上げて行く、エンドレスな作業なのです。
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