「00-SC 14th Nylon 製作日記」10 |
アコースティックギターのブレーシングの主流は間違いなくマーチンタイプのX ブレーシングですね。
シンプルな構造で、合理的に計算された配置がなされていますから量産メーカーにはもってこいでしょう。
恐らく90%以上の採用率だと思います。
でもマーチンタイプではありません。
今でも試行錯誤を繰り返しています。
鉄絃ではそこそこの処まで来ていると思っていますが、ゴールは未だ見えて来ない。
ナイロン絃となるとゴールは遥か彼方ですね。
分からない事ばかりで、日々頭を悩ませている。
新しい手法を試すにも、結果はギターの完成を待たないと音の確認が出来ません。
大雑把に言って、一年に一回程度しか試せない。
何しろ零細ですから、食べていく為のギターを作りながら試作する訳です。
悔しいくらい歩みが遅い。
どうも愚痴っぽくなるから、今日はこれくらいで。