「00-SC 14th Nylon 製作日記」6 |
ラミネートと云うのは板と板とを合わせるという意味です。合板ですね。
今回のギターはハカランダ仕様ですから、ハカランダ + ローズの合わせ板となります。
左右の側板とカッタウエー部分をそれぞれ曲げて、くっ付けるのだから、二重に手間が掛かる。
それが製作者側からのデメリットだと言えます。
じゃ、メリットは、、、? と真正面から訊かれると、100%断言出来のは、丈夫になると云う事くらいですね。
正直言って。でも、音響的にも相当なメリットはあると思っています。
音の直進力が圧倒的にいい。
体感では分かっているんですが、残念なことに科学的な証拠を示す方法を持っていない。
前述した「純粋クラッシックへの挑戦」で書こうとした事があります。
それはサイドのラミネートに加え、バックもラミネートにした事です。
それによる功罪は分かりませんが、断言出来るのは「重くなった」と云う事です。これはデメリットでしょうね。
じゃメリットはとなると、バスバー等の力木がなくなり、バックの構造がシンプルな球面になり、振動波の溜まりが減少している事だと勝手に思っている。
トップの構造との兼ね合いがあるから断定できないが、パワーは明らかに上がっていますね。
話が逸れてしまって、話が前に進まない。
取り敢えず、写真を何枚かアップして置きます。
次は型枠へと進めますので、今日はこれで御仕舞にして下さい。