よく鳴る「Acoustic-Electric Guitars」エレアコ 7 |
一週間に亘って長々とアコースティック・エレクトリック・ギターへの思いとコマーシャルメッセージと共に綴って来ましたが、今回をもって、一先ず最終回とします。
長々と書いてきた事を要約すれば、従来のエレアコには芯の音がないという事に尽きる。
その理由の第一はハウリングを恐れるあまり、ギター本体が鳴っていない事を前提としているからだろう。
そして次にピックアップへの考慮不足だろうと思う。
とどめは、プレーヤー自身がプリアンプ + エフェクターがあればどの様な音でも出せるとの過度な思い込みがあると思う。
無論、最後の最後はプレーヤーが欲する音がそのプレーヤーの音楽表現の手段である限り、どの様な音空間を作りだそうが、自由である。
開発の最終段階まではループ・エフェクト機能を装備する必要はないと思っていた。
しかし試作品を品評して頂いたPAマンのYさんからは
「ヒロさんの今回のエレアコ・システムの品質は最高でしょうね。でも、今のアコギの世界ではループ・エフェクトが装備されていなければ、ただそれだけで評価されませんね。広めていこうとされるならば、必需の装備ですよ」との現場サイドから見た有り難いアドバイスを受けた。
もの創りはある種、お山の大将の感覚が必要である。
しかし、同時に独り善がりに陥り、周りが見えなくなってしまう。
他人の意見は貴重である。
この度の「よく鳴るAcoustic-Electric Guitar」プロジェクトは上手く行ったと自画自賛している。
それもこれも周りに恵まれたからである。
俺の我儘を忠実に実行して頂いた、2nd ファクターの金谷氏、ギターリストの熊谷氏、田井君、PAマンのYさん、そして言い出しっぺの京都のHさんに心からお礼を述べたい。
一転して生臭い話となるが、一体このエレアコギターシステムのお値段は、、、? と云う大事な話が残っている。
作っている側からすると高く売れる方がいい。
買う側からすると安い方がいい。
当たり前の話だ。
ぶっちゃけ、暫くはギター本体+ピックアップ装着+プリアンプ+ギターケース= \660,000.-(税別)で行こうと思っている。
とにかく、試し弾きに来て下さい!! (^_-)-☆