「時計作り」 |
知人が先月の中頃に「Apina」という名前の小さなお家の小さなギャラリーをオープンされた。
開店のお祝いにお花をと思ったが、ベタ過ぎると思い直し、
ギター材を使った手作り時計をプレゼントすることにした。
ローズウッド、パドウク、マホガニー、そしてジリコーテなど、
ギター好きの人にはお馴染みの素材だ。
今回の素材は杢目と色の流れが線として表れているので、
時計としてのデザインバランスが気になった。
でも、真っ白な針を置いてみると、意外に調和する。
ゴールドでも馴染んだ。
文字盤には直線のアバロンと白蝶貝のドットを少し埋め込み、
約0.5mm程の飛び出しを作り、面取りをして艶出しをし、立体感を強調した。
今回は四角と六角のカバーを設え、アクリル板を内張りする。
正直、時計屋さんとしては素人なので、機能としての時計作りは未知の世界である。
でも作っている間に、改良点や新しいアイデアも浮かんで来て、奥が深い。
これからも積極的に作って行きたいと真面目に考えている。
アクセサリーケースとか万年筆の軸とかも見てみたいです(笑)。