「嘆かわしい」 |
「山の日」 という休日が出来たそうだ。
2016年から施行され8月11日がその日らしい。
それにしても国会議員というのは暇な人の集まりのようだ。
こんな下らない法案を審議している暇があるなら、定員削減を真剣に話し合え。
これで国民が喜ぶとでも思っているなら、勘違いも甚だしい。
俺は年中無休だから、どちらでもいいが、サービス業に働く人達はさぞや大変であろう。
企業はいい。
人が来て、お金が動き、採算が取れさえすればいいからだ。
バイトや契約社員で動かせるうちはいいだろうが、長くは続くまい。
その内破綻を来たすであろう。
人は石垣、人は城である。
と、ここまで愚痴を書いた時に、ドアの向こう側でガサゴソと音がし、
孫を抱っこした娘が入って来た。
孫はカラフルなカンカン帽を被り、
それとカラーコードディネイトしたかしていないかは知らぬが、
ボーダー柄のTシャツが兎に角よく似合っている。
爺のお気に入りのファッションだ。
孫は最近ハイハイが出来るようになった。
少々太り気味で、奥手ではあるが順調に育っている。
そう言えば、娘がお冠であった。
今朝大倉山図書館で催された 「絵本の読み聞かせ」 講座での出来事らしいが、
理由を聞くと、そりゃ最もだと思った。
講座が終わり、帰り際での話。
3人のおばちゃん達がバタバタと近寄り、孫を見るなり、
「こりゃ中身も詰まってるわ」 と一人が言う。
「お母さんは重くて大変やろなぁ」 と後の二人が妙なフォローをし、
スタスタとその場を去って行ったらしい。
確かに我が子は太っている。
しかし、責めてお世辞でもいいから、
「可愛いね」 の一言くらいは欲しかったと娘は嘆くのである。
俺もその通りだと肯いた。
然も、孫を持つ年代のおばちゃんの行為である。
馬鹿と言っては失礼だが、限りなく近いと思う。
嘆かわしい世の中になったものである。
「山の日」 なんか如何でもいい。