「軽量級マホガニー・ギター」 |
先日、中量級の代表格であるメープルのギターを紹介した。
そして次に軽量級の代表であるマホガニーのことを書こうと思ったのだが、
はたと行き詰ってしまった。
実は写真がないのである。
只、ゼロという訳ではないが、
ペイズリーとキルティッドの二種類だけしかないのに気付いた次第。

一昔前だったらギター材としては無視された存在だったのだが、
30年くらい前辺りから次第に珍重され出した杢目勝負のマホガニーである。

軽量で、そこそこ丈夫であるのに加えて、非常に削り易いというのが最大のメリットと言える。
然も、供給が安定し、価格もリーズナブルだったのも一因であろう。
音響材としてのマホガニーは軽くて、明るいというのが特質である。
しかし、この特質は市場では余り評価されていないようだ。
悔しいかな、マーチン社でのマホガニー・ギターの代表選手である
モデル18の地位は余りにも低い。
これはモデル45を頂点とするグレードで分けられている事に起因するのであろうが、
マホガニーからすれば 「何で俺が最下位や。全く以って言語道断だ」
と怒り狂っているに違いない。
俺もマホガニーに味方をする。
言い難い事だが、工場作りでは音と価格帯は別物であるという事を認識し、
もっと個体差の評価を実践していく事が、
最終的にはプレーヤの利益となると信じているのだが。
話が大きく逸れた。
と言う事で、今回は2枚の写真でご勘弁下さい。 m(__)m

自然の力って不思議ですよね。
ところで、友達がギブソンのエレキを家庭の事情で引き取ってくれないかと言ってきたのですが、エレキまで手を延ばす余裕がある訳もなく断ったのですが、木目を生かしたデザインで、すっごく綺麗だと思いました。
まだフィールズが手元に無かった頃でしたし、樹の種類さえ分からないのが残念ですけど…
断ったものだから、あんまりじっくり見たり写メらせてもらう事もできなかったのですが、彼曰く、こう云う特種な杢目はある意味樹が生きてる時に病気になったものだと言いました。
あまり覚えてない上に、未だに知識も未熟ですが、ベアクロウじゃなかったかなと思うんです。
熊が引っ掻いたんじゃなくて、熊が引っ掻いたような杢目がベアクロウなんですか?
紙をクシュクシュに丸めて拡げたような、あのメープルも健康な樹から生まれてきたのですか?
もっと樹の事知りたいです。
私もギターは弾けなくても、いっちょまえな講釈垂れれる人間目指そうかと思っています。
私もって、一言多かったですねw