「裏甲張り 2013」 |
フィールズギターの裏バックブレースの削りは鋭く、高い。
センターブレースはマホガニーとスプルースの二段重ね。
センターを走るスプルースは竜骨構造をイメージし、
フロントとバックのブロックに組み込まれている。
ブレースとブレースの間に細い黒檀ないしはウエンジを張り付けている。
割れ止めと半発の制御効果を狙っての処置である。
各ブレースは側板に臍を入れ、組み込んで行くのだが、
センター出しをしっかりと遣らなくてはならない。
後は接着剤を塗り、隙間なくクランプで圧着し、乾燥を待つのみ。
徐々にギターへと姿を変えて行く。
しかし、先は長い。
次は表甲を張り終えた頃にご披露出来ればと思っている。