2012年 04月 23日
「ただいまインレイ中」 |
今インレイ作業の真っ只中にいる。
45のコンバージョンの追加があり、都合9本となった。
一気に9本の完成は無理。
先ずはフィールズを優先し、少し遅れでコンバージョン・モデルとなる。
ヘッドのF文字も入り、指板にはバード、そしてリーブス&シーズのインレイを施した。
乾燥中のものは接着剤がはみ出している。
リーブスは簡易な表面研磨処理をしている。
発色がもう一つに見えるが、艶出しをすればキラキラと輝き、独特の光を帯びる。
ただ、自然のものだから発色が変わることもあるが、それはそれで良しとしたい。
しかし、色が沈み込み過ぎる場合は、入れ直すこともある。
フィールズの場合バードインレイで8ピース、
リーブス&シーズで13ピースの貝を埋める。
45パターンは16ピースもある。
綺麗に切り、出来る限りキッチリと埋め込む。
その穴あけ作業に手間取り、時間を要す。
アコースティック・ギターは過剰装飾だと思うが、この傾向を覆すことは無理だろう。
もはや当たり前の事となってしまった。
ある種、うしろめたさを感じる。
自分で蒔いた種かもしれない。
楽器に装飾を加えることは罪悪とも言える。
音を出す道具とすれば装飾は不必要だ。
しかし、製作家としては自分の持つ技術を披露出来る機会とも言える。
無論、そこには美的センスを問われる事にもなる。
下手をすれば、ぶち壊しになってしまう危険性も秘めている。
全てはバランス感覚。
弾く楽しみに加え、観る楽しみもあっていい。
アメリカという土地で育った文化が色濃く反映されている。
by hirosanguitars
| 2012-04-23 13:37
| ギター おもしろ・メモ
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Comments(2)
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面白い奴
at 2012-04-23 19:41
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Fieldsは過剰装飾では無いですヨ。センス良いですヨ。
Aギターの過剰装飾を、自分の蒔いた種なんて思わなくっていいですヨ!
ん? 自分の蒔いた種???
アッ! それで、リーブス&シーズか!!!
なんのコッチャ(^o^)丿
Aギターの過剰装飾を、自分の蒔いた種なんて思わなくっていいですヨ!
ん? 自分の蒔いた種???
アッ! それで、リーブス&シーズか!!!
なんのコッチャ(^o^)丿
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hirosanguitars at 2012-04-23 21:57
ナイス、深読み!(^_^)v