「My Brown Suede Case」 2 |
先日の金曜日に岩本ケースの社長さんが見えられた。
フィールズ・ギターのケースは岩本ケースさんにお願いをしている。
今回のご来訪の目的はよりスムースにギターが出し入れ出来る様に
ケースの木型を修正し、改良したいとの申し出でを受け、
フィールズの型をトレースして頂く為であった。
当初のケースはフィールズ、ソモギそしてマーチンにも対応できる形を
当方が提出し,製作して頂いた。
大変欲張りなケースであった為、時折窮屈になってしまうことが発生した。
その度に岩本さんには丁寧に対応して頂き、感謝している。
今回の修正も、元を正せば当方の身勝手から出たもの。
それを態々神戸にまで足を運ばせてしまい、恐縮している。
前回には新作のライト・ブラウンのスエード・ケースを持参された。
質感があり、素晴らしい出来栄えのケースであった。
確かその時にブログで紹介しますとお約束をしたのだが、
未だその約束を果たしてはいなかった事に気付いた。
先程撮影を終えた。写真で質感を伝えるのは難しいのだが、丁寧に撮ったつもりである。
特に、本革で作られたハンドルの握り具合や配色は絶品だ。
艶消しの金具がスエードを引き立てる。
中の淡いグレーのスエードとのコントラストも素晴らしい。
コンビで仕上げれば、もっと趣が異なるものに仕上がるに違いない。
このケースに使用されているのは東レのエクセーヌ。
雨にも、汚れにも強い素材である。
たとえ汚れてもお手入れをすれば汚れは落ちるとの事。
安心して使用できる。
美し過ぎると使い辛いものですが、いいものを持つ喜びを味わい、
それを使いこなすことによって一つ上の感覚を身につける事が出来る。
それはギターと共通する考え方だと思っている。
いいギターにはいいケースを!
ワシも巨人ファンになるから、タダで交換してくれ!!!