「居酒屋談義」 |
お散歩から帰り、着替えを済まし、
チョコレート3個、丸・白・四角の順に口に放り込み
コーヒーで残った甘味を洗い流す。
仕上げに少し苦めのもう一杯のコーヒー。
至福の瞬間だ。
パソコンに向かいメールとブログのチェックをする。
ネタの思索をする。
何時しか眠りに落ちていた。
窓越しの空は未だ日が高い。
そういえば一昨日は春分の日だった。
これから夏至までどんどん日が長くなってゆく。
酒飲みにとって日が長くなると云う事は後ろめたさを感じさせられる。
午後5時を過ぎ6時に仕事を終えようが
未だ日が高いうちに飲みに行くことへの罪悪感はなんとなく持っている。
ただ、取り敢えずのビールでの乾杯。
その一声で総ては消し去ってしまう。
その程度の他愛もない罪の意識。
気の合う仲間と音楽やギター談義に花を咲かせる。
話題は政治・経済・ゴシップへと緩急自在に変化し、取り留めがない。
結局のところ何が主題かは誰にも分からない。
ただただ、その場を楽しんでいる。
大の大人がガヤガヤ喋っている。
女の人の井戸端会議と何も変わらない。
最近始めた「ギターを考える」というネタは
まさに「居酒屋談義」と思ってもらった方が当方にとって気が楽だ。
ネタに行き詰まった挙句、自分の好き嫌いを勝手気儘に言っている戯言に過ぎない。
だから、余り真剣に読んでもらっては困る。
当方にとってはだらだらやって行くうちに気付かなかった事にぶつかるかもしれない。
はたまた、瓢箪から駒が飛び出してくるかもしれないという期待も潜んでいる事は事実だ。
世間様にはどうでもよい稼業に身を置いている。
平和である・豊かである。
この二つの条件の下に成り立つ仕事だと日々真剣にそう思う。
世の中をどうのこうのする力なんて自分達にある訳がない。
真面目に仕事に取り組むしかないだろう。
俺たちの生き残る方策は「いいギターを作ろうぜ!」のスローガンだけ。
そんな事を毎晩のように晩酌をしながら暗い話題ばかりのテレビニュースを見終えた後に
田井君への「おやすみ」の言葉と共に笑いながら投げかける。
居酒屋談義の如く明るく・楽しく・お気楽にと云うほどでもないが。
『真剣に読んでもらおう!』と思ってもらわなくては困る!