2011年 12月 12日
「New フィールズ・ギター」 2 |
ある著名なギター製作家と話をした。
自分が思い描くギター像を語った。
最後にこの製作家は「形やすべてのスペックが決まったら言ってくれ」
「作ってあげる」といった。
この言葉は彼の親切心から発せられたものだ。
「ありがとうございます。」と答えた
と同時に心の中で「そうやないんや!」と叫んでいた。
その時、「自分の手元で作ろう!」
決心が付いた。
紆余曲折はあったが、今の工房へ引っ越した。
当初は工房と自宅は分離させる考えであった。
神戸駅前にある事務所を中心に考えていたのである。
しかし、これは移動に費やす労力が大変だと言う事が分かってきた。
住まい―工房―事務所の3点は非常に効率が悪い。
住まいと工房の合体が理想だ。
しかし、広いスペースが要る。
街中ではとても予算的に無理である。
そうこうしていると古い農家が売りに出た。
当時の自宅から目と鼻の距離にあった。
事務所との距離もそんなに変わりはない。
見に行った。
ギターを作る環境には問題なしと判断した。
しかし、ボロボロである。
手入れが大変だ。
どれくらいの費用が掛かるのだろうか?
心配したが何とかなった。
将来のことは判らない。
「その時はその時の事としょう」
と自分に言って聞かせた。
この章 つづく
by hirosanguitars
| 2011-12-12 14:57
| アコースティク・ギターと35年
|
Comments(4)

ふと思ったのですが、ヒロさんの工房にはまだお邪魔した事がないので、そちらはおいておいて、川の辺のギター屋さんは、川のすぐ近くのようですが、湿気が多いのではないですか?
冬は良いけど、夏はギターの保管に向いてないのでは・・・
スチュエーションは素敵ですが、余計なお世話ですかね^^;
冬は良いけど、夏はギターの保管に向いてないのでは・・・
スチュエーションは素敵ですが、余計なお世話ですかね^^;
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川の辺のギターショップはスペシャルな場所です。

そうです。その通りです。(#^.^#)