「システム・ダウン」 |
「ヒロさん、エム・ファクトリーの三好です」、
「電話機が故障しているのですか?」
「何度電話をしても掛かりませんが」と言う。
電話機のディスプレイ画面はいつも通りの表示をしていた。
コール・サインの音を確認する為、
受話器を上げた。
無音だ。
子機でも試したが、無音だった。
リセットをしたが駄目。
パソコンのオンラインを調べた。
繋がらない。
何かが起こっている事は確かだが、
全く判らない。
兄が立ち寄ってくれた。
畑に出没するアライグマの話やクロの話をしていた。
夕方、兄と入れ替わるように、
クマガイ君が来た。
例の爆発寸前の「キムチ」を回収に来たのである。
確か4時半頃だったと思うが、
一瞬停電した。
暫くして、もう一度光の揺れを感じた。
落雷があったのだろう。
しかし、それは遠く離れたところでの事としか思わなかった。
お客さんからの電話を取れないのは痛い。
携帯へ転送した。
クマガイ君に頼み、
転送されているかを確認したが駄目だった。
数回試みたが転送できない。
NTT局内のトラブルだと思った。
この時点で午後5時は過ぎていた。
NTT故障係りへ電話を入れたが、
音声アナウンスに切り替わっていた。
留守録での対応。
後ほど電話が掛かってくるらしい。
待てど暮らせど掛かってこない。
「お名前とお電話番号と状況説明を録音して下さい」
との指示だった。
待てよ?
知らせた電話番号は故障中のものだ。
掛かってくる訳がない。
もう一度電話をし、携帯の番号を入れた。
7時頃にNTT故障係りより電話が入った。
説明をした。
「こちらはアナログ電話の故障係ですので、
ひかり電話の係へ連絡をします」との事。
青色の「ハロー・ページ」でもう一度確認をした。
説明不足である。
あの表示では駄目だと思った。
皆さん一度、チェックして見て下さい。
「アナログ電話故障の場合」の電話番号。
「ひかり電話故障の場合」の電話番号。
と表示した方がよい。
誤解が少ないだろう。
ひかり電話故障係からの電話が入った。
午後9時前。
どうも落雷の影響で
元町・三宮近辺で故障が頻発しているらしい。
復旧には週明けの対応になるかもしれないと言う。
土・日なので人員の確保が難しいという理由。
この様な通信事故は土・日でも起こる。
対応システムを再構築した方がよい。
今回の故障理由は光回線が配信された各ビルの
元受の部分のブレーカーが落ちた様子だ。
幸いにも、28日(日曜)の午後2時に復旧した。
今日のブログは回線の復旧が
如何なるのかが判らない状況であったので
自宅から午前中に投稿した。
何とか連続更新を続けられた。
ホッとしたと同時に、電気に頼りすぎる脆弱さを痛感した。
そして、人員を削減し過ぎる事による弊害も感じた。
更新に拘る自分も含め、この脆弱なシステムの中で暮らしている。
急ぐ事を優先する。
それ故、苛立つ。
総てを他に委ね、安穏とし過ぎてはいないか?
それでは、自分で出来る事とは何か?
今回の小さな出来事でそのようなことを感じた。
クマガイ君には夜遅くまで付き合っていただき、
オマケに家まで送って貰った。
また、一杯おごります!
ありがとう。