音 と 音 |
言ってもいい。「おたまじゃくしの間」もそうだし、「音色(ねいろ)と音色の間」、
「音量と音量の間」もある。これらのミックスがいわゆる、「メリハリの利いた」とか
言われるものである。好みもあるが、歴然としたものは存在する。
分かる人には分かる世界はある。
上記の「間(はざま)」は演奏上の課題といっても良いと思う。スチール絃と
ナイロン絃は「鉄絃ギター音とナイロン・ギター音の間」と呼んでもいいかな
とも思っている。プロの演奏家にとっては、このギター音の間はステージングに
好影響を与え得ると信じる。舞台上でのメリハリが利くと思う。自分は押尾君に
本格的に取り組んで欲しいと思っている。彼なら、スタッフの配置等を含めた課題を
解決できる立場に既に位置している。
もう一つの「間(はざま)」は「生音量とピックアップ音量の間」に関する問題だ。
2~3百人ほどの会場であれば「張りピックアップ」で必要充分な音量確保は成立する。
それ以上の会場となると無理が生じる。要するに、自分は「出来る限り生音に近い音で、
しかも豊かな音量の演奏」が可能かどうかという間(はざま)に執着しているのである。