「フレット打ち」 |
工房ではフレット打ちの真っ最中。
フレットは通常直径40~50cm程度に巻かれた状態で売られているので、
そのままで打ち込めるが、
逆に真っ直ぐな状態であれば適度に曲げなければ打ち込み難い。
今ではフレット・ベンダーという便利な機械があり、重宝する。
指板はテーパー状になっているので、各フレットの長さに切り揃える。
フィールズの場合はウッド・バインディングが施されているので、
その上部に乗る約2mm幅のTang と呼ばれる茎をニッパーで切り落とし、
ヤスリで整形しなければならない。
フレットのスロットに合わせ置き、ハンマーで打ち込む。
その下には衝撃吸収用の砂袋を敷いている。
フレットが打ち込まれると、よりギターの姿に近付いて来る。
今日明日でフレット打ちも完了し、指板脇の整形へと進む。
これでネックの握り具合が決定されていく。