「ホットな台風一過」 |
台風24号はあっさりと通り過ぎた。
余程よく寝入っていたのだろうか、雨風に起こされることもなかった。
お昼前には日が差し始めたくらいだから、急ぎ足で去っていったようだ。
今年の気象は矢っ張りおかしい。
この季節、台風一過の後は涼しさが訪れるの普通であるが、逆に再び暑さを運んで来た。
然も蒸し暑い。9月上旬並みという。
昼飯にカレーを食ったので余計に暑い。
御負けに、余ったカレーを娘に届ける約束をしている。
一旦、事務所に行き、エアコンのスイッチを入れて置こうかとも考えたが、
回り道なので面倒臭い。
えい、儘よ、と駐車場から直接娘の家に足を運んでしまったのだが、
外の蒸し暑さは半端じゃなかった。
やっと冷房が効いてきた時に車を降りたので、余計に汗が吹き出して来る。
孫は笑顔で迎えてくれる。
この頃孫は必ず俺の顔を見ると微笑んでいる。
確かに不思議とそのような顔付きになるのである。
娘も 「ほんまやなぁ~」 と感心するくらいだ。
汗が引くまでと思い、ゆっくり寛いでいると何時しか時間が経つのを忘れてしまった。
寝ている孫のほっぺを指で突っ付き、別れを告げたのだが、
微かに笑いを浮かべたような気がした。
事務所に入れば現実が待ち構えている。
明日の支払いの準備だ。
こんな生活を40年近く遣っている。
もうそろそろと思うこともあるが、遣る事がある内が華である。
そう思い直し、パソコンと向かい合っている。
明日は今日よりも暑いらしい。