「もう少し」 |
喉の痛みは消えた。咳の方は時折強く咳き込むが、回数は減った。
体調が回復に向かっている事は確かである。
と、此処までは今朝の起き掛けの感想。
確かに喉の痛みも消え去り、楽になった。
しかし、何故か鼻水が激しく出る。
鼻をかみ過ぎて、鼻先が赤くなってしまった。
時折ズルズルと落ちてくるので、外出するには厄介極まりない。
こういう場合はマスクが役に立つ。
全てを覆い隠してくれる。
尾籠な話だが、マスクの中で自慢の髭が水洟でぐしょぐしょに濡れていても、
誰も気付かない。
とあるドラッグストアの「本日開店」の広告チラシが朝刊の中にあった。
嫁は、あれが安い、これが安いと、行く気満々である。
それにしても、その周りには大型のドラッグストアが犇めき合っている。
売っているものはほぼ同じだ。
どう考えても過当競争になる筈である。
それを分かっていながら敢えて出店をする意味が何処にあるのか、
俺にはさっぱり分からん。
渋々マスクをし、件のドラッグストアへ行った。
平日だったからだろうか、思った程の客足ではなかった。
それ以上に助っ人の係員の人たちが多いことに驚いた。
嫁はセール品を買い求めながら、あれこれチェックしている。
手持ち無沙汰だったので、一品を手に取り、嫁の買い物かごに入れようとした。
間髪を入れず 「それチョッと高いわ。・・・で買っといたげる」 と静止された。
いやはや何という金銭感覚なのだろう。
恐れ入った。
しかし、どう考えても昨日の携帯料金への感覚とは矛盾するのだが、、、
事務所へ向かう車中で 「これからの数週間の木曜日は沐浴の日になった」
と嫁が洒落ともつかぬ妙なことを言い出した。
どうやら婿殿は野球チームへ誘われたらしいが、
配属されて間もないので断わりきれなかったそうだ。
それで10月半ばの試合に備え、毎木曜日が練習日となった次第。
そしてそのお鉢がこちらに回って来たと言うことだそうだ。
孫の沐浴に行くにしても、この体調では無理である。
一日でも早く完治させねばならない。
ここ数日が勝負であろう。
我が巨人軍もあと数試合で優勝が決まるというに、グズグズしてもたついている。
俺の症状もグズグズだ。
シャキッとしたい。
もう少しだ。
どちらが早いか競争である。
ヒロさんが笑うか、俺が笑うか?!
どちらが早く笑えるのか、競争である。