「ガラパゴス親父」 |
兄ちゃんからスマホのことを教わった。
訊けば訊くほど分かり難いシステムなようだ。
本日休日の兄ちゃんは宝塚のホテルのビヤガーデンに行くという。
梅雨の合間の晴天続きで湿気も少なくカラッとしたビヤガーデン日和だ。
昔はよく行ったものだが、久しく訪れていない。
特にホテルのビヤガーデンであれば、さぞや肴も旨いだろう。
羨ましい。
待ち合わせが午後7時過ぎらしい。
昼飯に牛丼を食べ、スマホについてのレクチャーをゆっくり賜った。
機械の操作は慣れの問題だから、特に気にしなかった。
しかし、購入に際しての手数料と云うのか、
頭金とか呼ばれている料金体系がよく理解できない。
非常に不透明な感じがした。
然も「・・・割り」とか「サポート・・」云々度はしっくり来ない。
各社は通信料で儲けている。
それも折れて曲がるほどの儲けだろう。
彼らの言う「割引」とは儲けからの還元であることは論をまたない。
器械の価格設定の縛りを解けばいいだけだろう。
オープン価格にすればそれで済む。
後は通信価格で競争すればいい訳だ。
話を聞いていてそう思った。
便利便利のオンパレードで、スマホの利便性を謳いあげ、
スマホ一色の通信体系にするのだろう。
ほんの十数年前にはムーバからホーマへと強制切り替えを促した。
またもや懲りもせず、
挙げ句の果てには我らがガラパゴス携帯を排除しようと目論んでいるのだ。
そんな見え透いた戦略が垣間見える。
デジタル化が進めば進む程、嫌が上にもこのように推移するのは当たり前なのだろう。
提供する側もされる側も、踊り続けるしかないのだろうか。
何か虚しさを感じてしまう。
料金体系などは人間がする。
だからアナログである。
判り辛く説明し、より判り辛く理解させようとしている。
要は古典的な誤魔化しに走る。
それがデジタルの最先端とは呆れる所業だとしか言い様がない。
アナログおじさんは今日、そんなことを感じた。
せんどぶりに接しましたなぁ ( 『せんどぶり』 っちゅう
表現も “せんどぶり” かも知れまへんが・・・)。^^
ご商売人さんのお使いになる表現でしょうなぁ。
商売人やった亡くなった親爺が、よう言うてましたわ。
『折れて曲がる』 とか、『 “折れ” になる』 とかね。
特定の業界についての表現で似たようなのやったら、
『薬九層倍』 とかもよう言うてましたなぁ。懐かしなぁ・・・。^^