「桜の頃 2013」 2 |
玄関先の桜は満開である。
しかし残念ながら空模様が宜しくない。
相も変わらず白っぽい曇り空だ。
満開の日は今日だろうと写真撮りは今日だろうと手ぐすねを引いて待ってはいたが、
深い軒下から差し込む光は頼りない。
取り敢えず満開を確認するのが先決だとの思いで、起き掛けに玄関戸を開いた。
予想は的中し、総ての花芽は見事に開花している。
しかし淡いピンク色は曇り空のキャンパスと同化してしまっていて、
カメラを持ち出す気がしなかった。
諦め気分で、一連の作業を黙々と消化し、気を紛らせていた。
洗面も終わり、気分は爽やか。
最後のお仕事は洗濯物干しである。
洗濯機は風呂場の脇に据えられており、
横に磨硝子の開閉式の小窓が付いているのだが、
妙に外の光が眩しいくらいに明るく磨硝子を透り抜けて洗濯機の蓋に反射していた。
雲に切れ間が出来たようだ。
壁の時計を見ると、午前11時14分を指していたが、
この時計は3~4分進んでいるので、正確には午前11時10分のこと。
洗濯干しは後回しにしても差し障りはない。
急ぎデジカメを手に持ち、飛び出した。
が、期待したようには切れ間は少なく、
青空は雲の間から遠慮がちに顔を覗かせてる程度。
仕方がない。兎に角今日が満開の日であるから、今日撮すのが筋である。
そして今日のブログにアップする。
そう決めていた。
昼一から二組の来客があった。
そのお客様も先程帰られた。
午後6時からこのブログを書いている。
少々焦っているが、何とかなりそうな処まで来た。
一安心である。
「桜の頃 2013」の第二弾、満開編である。
今から娘の所へ行かねばならない。
お昼に嫁が炊いた「鯛めし」を届けるためにである。