「発泡塞がり恨み節」 |
サントリーのマグナム・ドライという名の発泡酒の生産が打ち切られた。
売れないのか、採算が合わないのか、理由は知らない。
メーカーというのは殺生な連中である。
どの様な製品にもファンはいるのであるが、突如打ち切る。
俺は今後一切、サントリー製品は買わないと憤慨している。
今や発泡酒は市場から姿を消されようとしている。
第三のビールとかいうジュースの類にシフトチェンジしたようだ。
如何に有名タレントを使いテレビコマーシャルで演出しても、
ジュースの類であり、発泡酒の域には達しない。
少なくとも俺の舌を誤魔化すことは出来ない。
駄目なものは駄目だ。
全く旨くない。
虚しい。
実に虚しい。
ビールの本場のヨーロッパの人が聞けば「お前はアホか?」と絶対に言われる。
彼等からすれば発泡酒もビールというカテゴリーには入らない代物だからだ。
ビールとは麦芽・水・ホップを発酵させて作ったもの。
それ以外はビールとして認めない。
しかし、酒好きの庶民の一人として言いたい。
ほんまもんのビールは高い。
何故か?
酒税が高いからである。
そこで工夫に工夫を重ね作り上げたものが発泡酒であります。
だから、ほんまものより安い。
味は少々我慢すれば、ほぼ遜色ないところまで達しました。
日本の技術者の素晴らしさです。
無論、彼等も庶民であります。
おそらくサントリーの技術の方々も俺と同じことを考えていると信じる。
今なんで中止やねん、折角作り上げた技術を捨てるんや、と思っているに違いない。
俺もウジウジと愚痴を書いていて阿呆らしくなった。
そんなに嫌だったら、ほんまもんを飲めば済む事だ。
そりゃ~、分かっております。
でも、そういう理屈じゃない。
マグナム・ドライの技術が惜しいのです。
我が家はマグナム・ドライのファンなのです。
なぁ~、サントリーさんよ、もう一度思い直してくれませんかねェ。
そうしてくれりゃ、堪にはプレミアム・モルツも飲みますが。
如何ですか?