「徒然に」 |
久し振りの晴天である。
窓から眩しいほどに光が差し込む。
日差しは厳しいが、凌ぎ易い。
湿度が低く感じる。
今日はバスで来た。
バス停までは急ぎ足で12~3分。
ゆっくり歩きを楽しもうと早目に家を出た。
田植えが終わり、ひと月が過ぎる。
苗も少しばかり成長している様子。
昨日のラジオで流れていた植物の活性剤のコマーシャルを思い出した。
一反に100cc、それを逐次合計4回の使用で、美味しいお米が収穫出来るらしい。
噴霧が困難であれば、水口に流せばいいと言う。
しかし、田んぼの水は流動しているようには見えないのだが。
道すがら、取り留めもなく考え続ける。
バス道に入るとプロパンガスのボンベを満載して走る大型トラックが見えた。
そう言えば、この辺は未だプロパンなんだ。
神戸市は広い。
街中に住んでいると都市ガスが当たり前。
下水道も完備している。
50年程前に「水道完備・ガス見込み」という言葉を、
広告かラジオ番組かは忘れたが、聞いた記憶がある。
我が家辺りは奇跡的に電気・都市ガス・上下水道がフル装備されている。
川の上流での大規模開発が市によって行われた時の副産物らしいと聞いた。
実家は未だプロパンを使用している。
都市ガスはそこまで来ているのだが、いろいろな利害が絡み合い、解決を見ない。
下水道を設置した際に同時工事をすれば済んだ筈なのであるが、
そう運べないのが利害調整という厄介な代物。
民主主義と言われている政治方策が抱える欠点の一つ。
まぁ、鶴の一声でもあれば一挙に解決することであろうが、
それはそれで、またややこしい。
ゆっくり歩くと碌な考えしか浮かばない。
そうかと言って、じっくり構えても一緒。
バスの中でブログの文章を考えていたが、
窓から差し込む光とエアコンの冷気とが妙にピッタし、絶妙の心地よさ。
こっくりこっくりと居眠りをしてしまった。
バスに揺られての居眠りは宜しいが、自分の運転となるとそうは行かない。
堪には公共の交通機関を利用し、ゆったりとするのもいいもんですなぁ。
心と体の健康がなにより。
帰りは嫁さんがお迎えの奉仕をしてくれる。
「けんこう・ほうし」です。<(_ _)>