「桜の頃 2012」 |
昨夜は飲み過ぎた。
娘の体調が戻った。
数週間苦しんでいたようだったが父親はなすすべもなく見守るだけ。
一つ約束をした。
良くなった時には好きなものをご馳走してあげると。
「鶴さんとこへ行きたい」が娘のリクエスト。
ギター教室も終わり、将棋教室へ切り替わり、ヘボ同士が大接戦を繰り広げていた。
対戦相手はギター教室の講師の熊谷くん。
彼とは平手で指す。
彼は名の通りの「穴熊」の陣形を取る。
我が陣形は「蓑囲い」。
お互いそれらしい形を整えてはいるつもり。
しかし、師匠のF4段は首をかしげている。
帰り間際に「この銀とこの金の位置が間違っています」と指摘をされ、去っていった。
付き合いきれんと思われたに相違ないと二人で慰め合っていた。
勝負は引き分け。
娘夫婦がやって来たからである。
これで一勝一敗一引き分けとなった。
婿殿は娘の体調の変化が何時訪れるか分らない為、好きな酒を控えていた。
優しい旦那だ。娘には過ぎたる人だと常々思っている。
父親としては嬉しい限りだ。
昨夜の酒は久し振りのようで、すっかり酔っ払ってしまっていた。
我が家に泊まり、今も二日酔いで寝ている様子。
玄関前の桜は大きく芽吹いてはいるのだが、未だ一輪の花も咲いていない。
昨年の同じ日のブログには5分~7分咲きの写真を投稿したという記憶があった。
車に乗る前に一枚シャッターを切った。
大蔵山公園ではお花見の真っ最中だろう。
南面は日当たりが良い。
その辺の桜は満開に違いない。
明日はお散歩がてらに花見と洒落込むとするか。
家の桜の見頃は今週末かな?
それとも一気にここ数日で咲き乱れるのだろうか。
毎年この桜の季節の訪れが、えも言われぬ楽しみを与えてくれるのと同時に、
齢を重ねるという避けることの出来ない現実を見せ付けられる残酷さを
容赦なく我が身に与えてゆく。
ひとつ咲き ふたつ散るらん 老い桜