「くにっこ音楽祭 2012」 |
国立市へは一度だけ訪れた記憶がある。
35年以上も前かもしれない。
町のことは何も覚えていない。
微かな記憶をたどると、確か中央線とか云う電車で行ったと思う。
果てしなく広がる田園風景のみが焼き付いている。
「関東平野って広いんだ」と妙に感心した事も記憶の隅にある。
その町に住む人で知っているのは二人だけ。
一人はHさんという人。
イギリスで知り合った人だ。
スペイン暮らしが長かった。
スペイン語関係のお仕事をされている。
今は年賀状のやり取りだけを続けている。
成瀬秀樹君というミュージシャンが国立に住んでいる。
嘗ては神戸に住んでいた。
10数年来のお客さんだ。
この店で初めて買ったギターが1958年製のギブソン J-50。
それ以来「1958年 ギブソン J-50 の成瀬です。」と言って電話を掛けてくる。
彼は昔ヒット曲を飛ばしたが、後は泣かず飛ばず。
プロは覚悟を決めなくてはならない時期が必ず到来する。
夢を追い続けるのか、或いは夢を捨てるのかを。
彼は夢を追い続ける覚悟をした。
そのきっかけがJ-50だったと思う。
東京へ出た。苦労はしただろう。
が、彼はひたすら曲を書き続けた。
AKB48やTRF等にも楽曲を提供してる。
時折、CDを送ってくれるが、当方、そっちの方面に疎い。
しかし、結構活躍している様子だ。
頑張ってほしい。
いいギターを持つ意味はある。
音がミュージシャンに刺激を与える。
今風に言えば「インスパイヤー」されるという事。
音は音楽を創作する上での触媒となる。
人が音楽風景を創造するとき、音はその精神状態の中に何がしかの化学変化をもたらす。
J-50が彼の創作意欲の力添えになったことは嬉しい限りだ。
先月、彼から電話が入った。マーチンの音が欲しいという。
1966年のD-35を薦めた。
早速、飛んで来た。
即、決定。
その時、ピックアップ装着という相談があった。
それも2月中の仕込みが希望。
無茶な事だが、エム・ファクトリーの三好君に無理を通してもらい、一件落着となった。
成瀬君が中心となり「くにっこ音楽祭 2012」というイベントを開催する。
東日本大震災復興支援のチャリティー・コンサートである。
伊藤銀次さんを含む大勢の優秀なミュージシャンが参加される。
2月にポスターをもらったがブログでの応援には時期尚早と判断し、今日の掲載となった。
文字が小さいのでイベントの日時・場所を記して置きます。
「くにっこ音楽祭 2012」
日時: 4月14日(土) 午後3時 開場 / 午後3時30分 開演
会場: くにたち市民芸術ホール
入場料:925円(全額寄付させていただきます)
詳しくはホームページ: http://www.kr-exco.com/925fes/ を御覧下さい。
国立市周辺の人達は足をお運び下さい。
色とりどりの音楽に接する事が出来ますよ!
今は、ももクロZにハマっていますが、石井めぐみさんは大ファンでした。『ゆっぴーのばんそうこう』は繰り返し見ました。
僕も阪神大震災で酷い目にあった被災者の1人です。
成瀬秀樹さん。 関西からは遠くて行けませんが、音楽祭の成功を祈っています。 頑張って下さい!