「一人カラオケ」 汗だく編 |
午後3時15分着。
カウンター嬢が替わっていた。
予約を告げる。
3F304号室の札をもらう。
急な階段を上る。
案内も何もない。
オール・セルフだ。
2畳あるなしのスペースだが
一人には充分すぎるくらい。
リモコンを手にしたが、全く操作方法が分からない。
分厚い選曲本が2冊あった。
たまたま開いた本が外国曲集であり、
開いたところがTから始まる曲のページであった。
曲番号を直接入力した。
イーグルスの「Take it easy」でスタート。
選曲も何もあったものではない。
訳がわからず時間がどんどん過ぎて行く。
三橋美智也なんてもうすっ飛んでいた。
一曲目で声が潰れた。
2曲目、3曲目は声がひっくり返り、音程も不安定。
正直、帰ろうと思った。
しかし、「一人カラオケ」プロジェクトの真の目的は
失われた声を取り戻す事だった筈。
気を取り直し、一所懸命、歌った。
次第に音程が安定してきた。
面白くなってきた。
が、暑い。
自分がそれほどホットになっているのか?
それとも部屋の温度設定が高いのか?
リモコンの設定温度を27度から25度へと下げた。
未だ暑い。
温度は下がらない。
汗がだらだら出る。
壁のエアコン室内機を見た。
送風口が閉まったまま。
運転スイッチが入っていなかった。
カラオケで熱中症はいただけない。
水分が欲しくなったが我慢をした。
時間が迫っている。
一時間はあっという間だ。
涼しさを感じ始めた時、
室内フォーンが鳴った。
「あと5分で、お時間でございます」との連絡だった。
そそくさと片付けた。
「立つ鳥跡を濁さず」である。
何んと会計は200円でした。
今時、1時間を200円で遊ばせてくれる所はないと思う。
「楽しかった。また来ます」と言って出て行った。
雰囲気的には「サウナでカラオケ」といった感じ。
ダイエット効果も期待できる。
まぁ~、これは今日だけの事だろう。
参考にはなりません。
しかし、気分はスッキリしました。
「勇気を出して第一歩を踏み出せました」と言うと、
何を大袈裟にといわれるかもしれませんが、
おっさんにとってはチョッピリ勇気がいった事は確かでした。
今日も行こうかな?と迷っています。
何といってもシニア会員ですから。
おさんぽより、カラオケにはまりそうですね。
おさんぽもシニアなりませんぜ。
一人なんですからね。
誰も聴いていないのですから上手くなくていいんですよね。
練習の段階なんですから、楽しかったらいいのです。
と自分にいつも言い聞かせています。
でも、折角だから、いつかは聴かせる腕を手に入れたいですね。
ヒロさんは、ほんとはお上手だから、慣らし程度で充分なんでしょうけど。
PS.店に居ながら楽しめるとか言いながら、ピッキングルームをカラオケルームにはしないでくださいね^^;