「アコースティック考」 |
ややこしい雑務を終え、一段落した。
事務仕事は本当に疲れます。
苦手といってもいい。
頭を切り替えるため、
例のブラック缶コーヒーのお湯割りと共に
一個のチョコレート・ボンボンを口に入れた。
ビターなチョコにマティニーの甘さが、「もう一つ如何?」と僕を誘惑する。
今日はお迎えがあるからついついその誘いに乗ってしまった。
どうも昔からその手の誘惑には弱い。
でも、2個で終わりました。
ボンボンはです。
上にあったチョコをもう1個だけ食べてしまった。
後悔よりも満足感の方が大きかったです。
こういう時に限って、小難しい事を考えてしまう。
別に、今更ながらの話題です。
「アコースティックってなんだろうな?」って事です。
単純に言えば電気を使わないことです。
電気音響設備が無かった時代はフル・アコースティックです。
クラッシック音楽の時代といってもいい。
管弦楽の成立は18世紀の中頃といわれている。
全く、電気の力を借りる必要性はない。
パワーは十二分にある。
そのまま現在に至っています。
音楽の大衆化、それに伴う商業音楽の台頭と
電気音響との関係は同時進行だと思う。
より多くの人に聴いてもらう為、
そして商業ホール等の大型施設での演奏には
必要不可欠となって行ったのも肯けます。
人の話し声や雑踏の中ではアコースティックだけでは通用しない。
特に、ギターは悔しいかな、パワーが無い。
瞬発力はある、しかし残念ながら音の持続力が無い。
当然、電気ギターが発明されたのは必然だった。
アコースティック・ギターと電気との共生。
これが大切なことだと思う。
「どれだけの音量があれば、
自分の伝えたい事が表現できるか?」が一つのポイントです。
必要最低限の音量そして、エフェクト処理。
これらがどの程度なのかは定義出来ません。
これら諸々を考えてゆくことが
「これからのアコースティック・ギター音楽」の大切なポイントだと、
ボンボンを食べながら考えてみました。
エレアコのように、エレキとアコースティックの間のように、クラシックギターとフォークギターの間なので、『エレアコ』のように分かり易い名称を考えないといけないかなって思いました。
ナイロン絃と云うと、イコールクラシックのイメージが強すぎますよね。
と、電気→エレキ→エレアコ 繋がりで考えてみました。