鶴さん 3 |
呼んでいたが、単なる中古ギターである。今ではヴィンテージ・ギターと呼ぶ。
仕入先はアメリカ本土からである。インターネットやファックスもない時代の話である。
通信手段は電話、手紙、そして電報も使った。時差の関係上、枕元には電話を置いていた。
いいギターが市場に出たとき、直ぐに対応できるようにしていた。夜中も何もあったもの
ではない。しかし、つくづく日本人はお人好しだと思う。アメリカ商人は、そんなに悪気は
ないにしても、非常にしたたかで、簡単に売る為には嘘をついてきた。嘘をつくという表現は
妥当でないのかもしれない。ギターに対しての考え方の相違によって生まれた誤解なの
かもしれない。要は、失敗は何度も経験した。そこから信頼できる業者を選別した。
いいギターが入ってくるようになった。しかし、何かが足りないと思った。何十年も使われて
きたものである。痛んでいるし、くたびれてくる。どんなにいい鳴りがしていても
弾き難くかったり、音が合わなかったら楽器としてはどうしようもないと感じた。
そこで修理・調整の話となるが、話がややこしくなってきた。文脈としては「どうすれば
もっと旨くなるか」という前述に通じるが、ここらで鶴さんの話は終わりとする。
もし神戸に来られる予定があり、お金と暇があり、美味しいお寿司を食べたいと思われる方は
是非ともJR神戸駅前にある「鶴八寿司」へお立ち寄り下さい。一見さんは断られる
可能性もありますが、ギター屋のヒロ(冨田)から聞いたと言えば、無碍な事はしないと
思いますが、、、、、彼も70歳を超えましたので、なるべくお早目に。
(この章 終り) つづく
苦労話は筆舌に尽くせないと思いますが、起業のきっかけなんかも又聞けると思っています。
ひろさんが英語ペラペラなのは 誰かのブログで読んだのですが、特別勉強されたのですか?
ほんと、ひろさん、かっこいいっす^^
だから・・・一見さん断られるかもだし、お金も無いし、暇は練習時間を割いてでも作るし、美味しいお寿司食べたいので、連れて行ってほしいなって・・・(笑)